合計3機の打ち上げにより、AxelGlobeの完成に向けた動きを加速
株式会社アクセルスペース(本社:東京都中央区、代表取締役:中村友哉)は、2018年12月27日に打ち上げに成功いたしましたGRUS初号機(以降「GRUS-1A」)に引き続き、追加の2機(以降「GRUS-1B」および「GRUS-1C」)の打ち上げについて詳細が決定したことをお知らせします。
また、福井県民衛星技術研究組合(所在地:福井県福井市、理事長:進藤哲次)と共同で進めてまいりました福井県民衛星プロジェクトで製造される「福井県民衛星」につきましても、GRUS-1B・1Cと合わせて同じロケットで打ち上げることを決定しました。この打ち上げ決定に合わせ、福井県民衛星の製造の進め方やスケジュールについても両者で合意し、本日契約締結式を福井県庁にて実施しました。
左から、中村友哉・株式会社アクセルスペース代表取締役、西川一誠・福井県知事、進藤哲次・福井県民衛星技術研究組合理事長、山田英幸・セーレン株式会社取締役執行役員
GRUS-1B・1Cおよび福井県民衛星の合計3機の衛星は、すでに打ち上げ済みのGRUS-1Aとともにアクセルスペースが構築を進める毎日全地球観測インフラAxelGlobeを構成する衛星であり、打ち上げ後の4機体制の実現によって特定地点の観測頻度が大幅に向上します。効率性の観点から、福井県民衛星はアクセルスペースがGRUS-1A・1B・1Cと一体的に運用を担当します。
福井県民衛星は、AxelGlobeインフラに組み込まれる衛星の中で、アクセルスペース所有ではない初の衛星となります(福井県民衛星技術研究組合が所有)。福井県民衛星技術研究組合としては衛星1機のみの所有であるにも関わらず、GRUS-1A・1B・1Cによる撮影機会を考慮すれば、観測希望地点の観測頻度の大幅な向上を見込むことができます。一方アクセルスペースとしては、福井県民衛星の観測性能を最大限活用することで、福井県民衛星技術研究組合の観測希望地点以外のデータを他の目的のために利用することができます。
アクセルスペースではAxelGlobeの早期完成を目指し、福井県民衛星の例のように、弊社所有の衛星のみならず外部組織所有の衛星との協力についても積極的に進めてまいります。
打ち上げ詳細
現時点におけるGRUS-1B・1Cおよび福井県民衛星の打ち上げの詳細は以下の通りです。