弊社連結子会社である株式会社アクセルスペースが本年3月5日(日本時間)に打ち上げを実施した衛星PYXIS(ピクシス)について、4月26日に第一報を配信しておりましたが、以降これまでの状況を以下の通りご報告いたします。
4月26日に発表したお知らせ
https://www.axelspace.com/ja/news/20240426/
前回発表以降の実施事項及び今後について
4月26日以降も継続して不具合調査と改修計画について検討を進めてまいりました。太陽電池出力から充電制御回路にいたる電源供給系統の故障を引き起こしうる故障モードを分析し、その故障モードが発生しないように改修方針を策定し、外部有識者のレビューを経て、現在は今後の信頼性向上に向けた改修設計と評価試験を進めております。
なお、PYXISの運用については復旧は困難と判断し、運用終了に向けて諸手続きをすすめております。運用終了したPYXISは、今後5年半程度の期間をもって軌道離脱する予定です。
上記をふまえ、AxelLiner汎用衛星バスシステム(※1)の設計全体についても信頼性向上に向けた取り組みを進め、これまでの知見による小型衛星の短期低コスト開発という特長を活かした独自の品質担保の手法の構築を進めてまいります。
※1 バスシステム:姿勢制御や電力供給といった衛星運用の基盤となるシステムのこと
本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先
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株式会社アクセルスペースホールディングス コミュニケーション推進本部 PRユニット
E-mail:pr@axelspace.com