新しいプレイヤーによる利用アイデアを募集し、将来の新規ビジネスにつなげます
株式会社アクセルスペース(本社:東京都千代田区、代表取締役:中村友哉)は、東京大学・次世代宇宙システム技術研究組合と共同で開発し、2014年に打ち上げられた地球観測用超小型衛星「ほどよし1号機」から得られた画像データの新しい利用方法を開拓するため、一般から利用事業者を募集します。
ほどよし1号機は、2014年11月6日、ロシアのドニエプルロケットにて打ち上げられました。以来、順調に動作を続けており、2016年6月現在、1400枚以上の画像を取得しています(図1にほどよし1号機と開発メンバー、図2にほどよし1号機から得られた画像の例を示します)。
ほどよし1号機では、超小型衛星によるリモートセンシング事業の推進・普及を目指し、2011年に地球撮像実験提案を公募しました。この結果、国内3事業者から応募があり、打ち上げ以降現在まで実験を継続してきております。
このたび株式会社アクセルスペースでは、衛星画像の利用シーンをさらに広げるため、従来の利用方法にとらわれないアイデアをお持ちの事業者に対して衛星画像を基本無償で提供し、将来の新ビジネスにつながる実験的な利用ができるようにすることといたしました。応募に当たっては、当社のウェブサイト上で公開しているほどよし1号機が撮影した画像の例をあらかじめご覧いただいたうえでご応募ください。URLは次の通りです。https://www.axelspace.com/hodoyoshi1gallery/
応募要領
応募者の要件
1.日本国内に本店または主たる事務所を有する法人または日本国内に居住する個人であること。
※匿名での応募はできません。
2.提出書類提案書電子データ(A4、5ページ以内、書式自由、印刷可能なPDF形式に限る)
※以下の情報を含めるようにしてください。・どのような利用方法を検討しているのか
・将来的にどのようなビジネスにつながる可能性があると考えているのか
・将来のビジネスにおいて、貴社(貴殿)および弊社がそれぞれどのような役割を果たすことを想定しているか
3.提出先上記提出書類を電子メールに添付し、以下のメールアドレスにご送付ください。
4.株式会社アクセルスペース ほどよし1号機利用実験係(担当:太田)hodo1_demo@axelspace.com
※郵送及び持参による提出は認めません。
提出期限特に締め切りは設けず、ほどよし1号機の運用終了決定時まで随時募集します。
<注意>
・本公募では、実現性とビジネス成立性の観点から応募内容の審査を行います。審査は応募があり次第順次行います。
・審査の結果採択された事業者には、応募から1ヶ月以内に応募に使用されたメールアドレス宛にご連絡します。進め方および条件について両者で合意が得られたのちに、実験を開始します。
・審査の結果採択されなかった事業者には、特に連絡を行いませんので予めご承知おきください。不採択の理由等はお答えできません。
・利用できる衛星画像は、これまでに取得されたものが主になります。新規撮影リクエストに関しては、当社が必要と認めた場合に限り、運用スケジュールに影響を与えない範囲で受け付けます。
・基本的に衛星画像は無償で提供しますが、当社にて補正等の各種処理が必要になる場合には実費を請求することがあります。
・本公募では、従来の利用方法とは異なる新しいアイデアの実現に向けて実験を行うことを趣旨としています。すでに衛星画像をビジネスおよび研究に利用しておられる研究者や企業、団体の方でほどよし1号機の画像の利用を希望する場合は、以下のいずれかの事業者にお問い合わせください。アジア航測株式会社、国際航業株式会社、一般財団法人リモート・センシング技術センター(順不同)