毎日全地球観測インフラAxelGlobeの構築が本格的に始まります
株式会社アクセルスペース(本社:東京都中央区、代表取締役:中村友哉)が開発してまいりました毎日全地球観測インフラ「AxelGlobe」を構成する超小型人工衛星「GRUS」初号機について、2018年12月27日午前11:07(日本時間)に主衛星Kanopus2機およびその他の小型衛星とともに、ロシア連邦・ボストーチヌイ射場より打ち上げが行われました。また、衛星の最初の日本上空通過時に信号の受信に成功しました。現在、搭載各機器の状況を確認する初期運用を実施中です。
AxelGlobe及びGRUS概要
「GRUS」は地球観測を目的とした質量約100kgの超小型衛星で、2015年12月に弊社が発表した「AxelGlobe」を構成する衛星です。超小型でありながら地上分解能2.5mの地球観測が可能であり、農業、森林、都市計画、経済動向把握、環境監視等、幅広い産業での応用が見込まれています。
2020年には追加で2機のGRUS打ち上げを予定しています。その後機数を大幅に増やし、2022年までのAxelGlobe完成を目指しています。完成時には地球上のほぼ全てを一日に一回撮影することができ、蓄積されたデータを解析することによって世界のあらゆる場所における日々の変化を捉えるだけでなく、未来予測につなげていくことを目指しています。
打ち上げ当日の運用状況
図1:GRUSが搭載されたSoyuz-2
図2:ロケットに搭載されたGRUS